医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > Meiji Seika ファルマ COPD治療薬の投薬期間制限解除を発表

Meiji Seika ファルマ COPD治療薬の投薬期間制限解除を発表

読了時間:約 1分14秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年09月06日 PM04:57

8月末日での制限解除を発表

Meiji Seika ファルマ株式会社は8月30日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬の「オーキシス(R)9μgタービュヘイラー(R)28吸入」(一般名:ホルモテロールフマル酸塩水和物)について、これまで付与されてきた投薬期間制限が8月末をもって終了し、これ以降制限解除となることを発表した。

「オーキシス9μgタービュヘイラー28吸入」は、アストラゼネカ株式会社が製造販売承認を取得、2012年8月28日に薬価収載され、2012年9月3日にMeiji Seika ファルマが発売を開始していた。製造はアストラゼネカが、流通・販売・プロモーションはMeiji Seika ファルマが担当している。

(画像はwikiメディアより引用)

安定期薬物療法の薬剤としての推奨も

同剤は、長時間作用性β2刺激薬(LABA)の吸入剤。1回1吸入を1日2回行う。吸入5分後にすみやかな効果を発揮し、約12時間という長期間の呼吸機能改善効果がある点が特徴となっている。

また利便性の高いタービュヘイラーをデバイスとして採用している点も特徴であり、COPD治療薬として高い評価を受け、世界70以上の国と地域で承認を受けている。今年4月には、日本呼吸器学会から発表された「COPD診断と治療のためのガイドライン第4版」において、安定期薬物療法の薬剤として推奨された。

新医薬品であることから、2008年3月19日付の厚生労働省告示第97号に基づいて、これまでその投薬期間は1回14日分を限度とされてきたが、この制限が8月末日をもって解除され、14日以上の投薬が可能となった。

Meiji Seika ファルマでは、これによりCOPD患者の通院に要する身体的負担を軽くすることが可能となり、さらなるQOL向上につながるものと期待するとしている。 (紫音 裕)

▼外部リンク

Meiji Seika ファルマ プレスリリース
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2013/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待