医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > アキュセラ ドライ型加齢黄班変性治療薬の治験への組入れ50%達成

アキュセラ ドライ型加齢黄班変性治療薬の治験への組入れ50%達成

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年09月05日 PM10:53

地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄班変性

アキュセラ社は、地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄斑変性患者を対象にしたエミクススタト塩酸塩の第2b/3相試験(The Safety and Efficacy Assessment Treatment Trials of Emixustat Hydrochloride study :SEATTLE試験)の被験者登録数が、全体の50%に達したことを発表した(合計約440例の被験者を登録する予定)。

これは予定した時期よりも早期に得られた結果であるという。SEATTLE試験は、地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄班変性患者を対象とした、エミクススタト塩酸塩の有効性と安全性をプラセボと比較する、無作為化、二重盲検、用量範囲探索試験で、56施設で実施される多施設共同試験である。

(画像はwikiメディアより引用)

初の治療薬の承認にむけて

本疾患は、ウエット型に対しては、光線力学的療法のほか、抗血管新生薬を眼球の中の硝子体に注射する治療などがあるが、ドライ型については、有効な治療法がなく、まだ地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄斑変性の治療薬として承認を受けた薬剤はない。エミクススタト塩酸塩は、経口投与が可能な製剤で、視覚サイクルに選択的に作用する化合物であり、期待が寄せられている。(堤朝子)

▼外部リンク

QLife Pro Press 2013年8月28日 AM08:25
https://www.qlifepro.com/press/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待