2012年度のMR総数が前年度比29人減の6万3846人と、07年以降の増加傾向に歯止めがかかったことが、MR認定センターの「13年版MR白書」で明らかになった。内資系を中心に大型新薬の開発が低調だったことなどが背景にあり、今年の状況によっては、本格的なMR数の減少に突入する可能性がある。一方、薬剤師資格を持つMRは、薬学6年制の卒業生が登場したことにより、約16%増の6459人と拡大。00年以降、漸減傾向だったMR全体での比率でも、前年比1・5ポイント増の12・7%と上昇に転じた。
調査は、同センターに登録している製薬企業194社とMR業務委託・派遣企業(CSO)15社、卸1社の計210社を対象に、13年3月末時点のMR実態などをまとめた。