多くの患者がQOL低下と回答
健康日本21推進フォーラムとサノフィ株式会社は「糖尿病に関するQOL調査」を行い、結果を8月19日に発表した。
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この調査はII型糖尿病患者550人とその家族450人を対象にインターネットを使って行われたもので、糖尿病患者の実態や発症後の生活の変化、患者を支える家族の負担の実情、インスリン投与に対する思いなどが明らかにされた。
糖尿病と診断されて「ストレスを感じる」と答えた人は患者本人で55.1%、「生活満足度が減った」という回答は51.3%にも上り、多くの患者が糖尿病によってQOL低下を感じている。
モチベーションの維持が課題
東京医科大学内科学第三講座主任教授・小田原雅人氏は「調査をふりかえって」とし、
糖尿病は自覚症状に乏しく、治療には生活に多くの制限をかけなければならないため、長期に治療のモチベーションを維持していくのが大変な病気である。治療中断経験者が4人に1人もいたのは、その表れであろう。(サノフィ株式会社ホームページ アンケート調査結果発表記事より引用)
と述べている。(小林 周)
▼外部リンク
サノフィ株式会社 ホームページ
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp