医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > サノフィ 糖尿病患者・家族に対するアンケート結果を発表

サノフィ 糖尿病患者・家族に対するアンケート結果を発表

読了時間:約 46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年08月24日 AM10:30

多くの患者がQOL低下と回答

健康日本21推進フォーラムとサノフィ株式会社は「糖尿病に関するQOL調査」を行い、結果を8月19日に発表した。

(この画像はイメージです)

この調査はII型糖尿病患者550人とその家族450人を対象にインターネットを使って行われたもので、糖尿病患者の実態や発症後の生活の変化、患者を支える家族の負担の実情、インスリン投与に対する思いなどが明らかにされた。

糖尿病と診断されて「ストレスを感じる」と答えた人は患者本人で55.1%、「生活満足度が減った」という回答は51.3%にも上り、多くの患者が糖尿病によってQOL低下を感じている。

モチベーションの維持が課題

東京医科大学内科学第三講座主任教授・小田原雅人氏は「調査をふりかえって」とし、

糖尿病は自覚症状に乏しく、治療には生活に多くの制限をかけなければならないため、長期に治療のモチベーションを維持していくのが大変な病気である。治療中断経験者が4人に1人もいたのは、その表れであろう。(サノフィ株式会社ホームページ アンケート調査結果発表記事より引用)

と述べている。(小林 周)

▼外部リンク

サノフィ株式会社 ホームページ
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 加齢による認知機能低下、ミノサイクリンで予防の可能性-都医学研ほか
  • EBV感染、CAEBV対象ルキソリチニブの医師主導治験で22%完全奏効-科学大ほか
  • 若年層のHTLV-1性感染症例、短い潜伏期間で眼疾患発症-科学大ほか
  • ロボット手術による直腸がん手術、射精・性交機能に対し有益と判明-横浜市大
  • 前立腺がん、治療決定時SDMが患者の治療後「後悔」低減に関連-北大