厚生労働省は21日、中央社会保険医療協議会薬価専門部会に、次期薬価制度改革に向けた検討課題と位置づけるラセミ体医薬品光学分割、医療用配合剤の特例等に関する新ルール案を示した。前回、薬価算定組織が提示した外国平均価格調整の見直し案も合わせ、いずれも薬価を引き下げるルールで、診療側や支払側委員は理解を示したが、業界側は反発。次回9月に開催予定の部会で製薬業界から意見聴取を行うことを決めた。
厚労省は、この日の部会で「外国平均価格調整」「ラセミ体医薬品光学分割ルール」「医療用配合剤の特例」「投与間隔延長のためだけの製剤(規格間調整)」を取り上げた。