糖尿病治療薬の現在
糖尿病の経口血糖降下薬には、スルホニル尿素(SU)薬、速効性インスリン分泌促進薬、α-グリコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬、DPP4阻害薬、アルドース還元酵素阻害薬がある。1種類の薬剤で治療を行う場合もあるが、最近では、これらをいくつか組み合わせて使うケースが多い。
(画像はウィキメディア)
効能・効果の一部変更承認申請
MSDと小野薬品は、経口2型糖尿病治療薬シタグリプチンについて、「2型糖尿病」を効能・効果とした一部変更承認申請を実施した。シタグリプチンは、SU薬、チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤、アルファグルコシダーゼ阻害薬及びインスリン製剤との併用については承認を得ていた。速効性インスリン分泌促進薬との併用療法の適応はこれまでなかったが、シタグリプチンと速効性インスリン分泌促進薬との併用試験の結果により、今回の効能・効果の一部変更承認申請を実施した。これにより、すべての経口血糖降下薬及びインスリン製剤との併用が可能となることが期待される。(堤朝子)
▼外部リンク
MSD ニューリリリース 2013年8月13日
http://www.msd.co.jp/newsroom/