カネボウ美白製品による白斑様症状被害
株式会社カネボウ化粧品が、美白製品による白斑様症状被害に関する今後の取り組みについて発表した。
カネボウは、現在発症している人の回復を最優先に進めていくとともに、日本皮膚科学会や関係省庁に原因究明を支援してもらう。その中で責任を持って対応していく。
関係省庁にも協力を求める理由としては、白斑様症状の被害が拡大したのは、専門家の意見を真摯に捉えなかったため迅速に対応できなかったということがある。そのため今回の事態を深刻に受け止めて、外部専門家にも依頼し第三者調査も徹底的に行なっていく。
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花王と連携し品質保証の強化
今後の取り組みの具体的なものとしては、まず再発防止に向けての社内改革だ。今後は品質保証に関連する部門を、株式会社花王の品質保証本部に統合。今後は花王グループと共に、品質課題に対応していく。またこれに伴って、社内審査や、お客様からの情報の取り扱い、皮膚科医などとの情報共有、関係省庁との連携、安全基準や品質保証の強化を図っていく。
また品質保証に関連する部門だけでなく、お客様相談窓口も花王と統合する。カネボウ株式会社のコンシューマーセンターを株式会社花王の生活者コミュニケーションセンターに統合。コールセンターの機能を強化し、お客様からの化粧品に関わる情報に迅速かつ適切に対応していく。
そして外部専門家らの第三者調査の実施は、すでに弁護士の調査が開始している。現在はお客様や医師、社員などからの情報の取り扱いが妥当であるのかということについて調査を行なっており、9月の初旬には報告予定。(福田絵美子)
▼外部リンク
株式会社カネボウ化粧品 ニュースリリース
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/
株式会社カネボウ化粧品
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