マイコプラズマ抗原キットの販売を開始
旭化成ファーマ株式会社は、マイコプラズマ抗原キット「リボテスト マイコプラズマ」の販売を開始すると発表した。「リボテスト マイコプラズマ」は昨年12月に製造販売承認を取得、8月1日から保険適用となった。
マイコプラズマ肺炎は小児や若年者に多く発症する。症状としては発熱や頭痛など以外に咳が出るという症状がある。とくに咳が出る期間は長く、乾いた咳が特徴だ。
「リボテスト マイコプラズマ」は、マイコプラズマ感染の診断補助のための迅速診断キットだ。旭化成株式会社と旭化成ファーマ株式会社が共同開発し、免疫クロマト法を用いた抗原検査キットである。
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早期に簡便な検査を行うことが可能
抗原抗体反応を利用した免疫測定法で、特別な測定機器を用いなくても判定できる。また発色ラインが出現するかによって陽性や陰性を判定するため、時間を短縮することができる。
またこれまでの血清抗体検査は、抗体がないと判別できないため検査までには一定の時間が必要であった。そこで旭化成ファーマ株式会社は、抗体を使って肺炎マイコプラズマを検出する方法を開発した。
この方法を用いることによって、簡便かつ特異性の高い検査が可能に。検査結果を迅速に出すことができるようになったため、早期治療を行うことができるようになる。なお、販売は極東製薬工業株式会社を通じて行う。(福田絵美子)
▼外部リンク
旭化成ファーマ株式会社 ニュースリリース
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/
リボテスト マイコプラズマ
http://www.asahi-kasei.co.jp/shindan/ribotest/feat.html