目的は眼科領域の事業拡大
HOYAグループは7月30日、フロリダ州マイアミに本社を置く「InnFocus, Inc.」に対し出資をすることを決定したと発表した。眼科領域での事業拡大を図ることを目的とし、出資金額はベンチャーキャピタルであるSaints Capital Everestとあわせて1340万ドルとされている。
(この画像はイメージです)
InnFocus, Inc.は開放隅角緑内障の治療を目的としたポリマー製の管「InnFocus MicroShuntTM」をマイアミ大学医学部ミラースクール・バスコンパーマー眼科研究所と共同で開発。「InnFocus MicroShuntTM」は房水を眼球外に排出する流路を確保し、眼圧を下げる。柔らかさゆえに組織へのダメージも抑えることが可能で、手術時間短縮も期待できる。
InnFocus, Inc.社長のコメント
今回の出資についてInnFocus, Inc.社長であるLeonard Pinchuk博士は
私たちの成功の鍵は、眼にとって臨床的に異物反応の少ない、当社独自の生体材料にあります。我々はHOYAが我々の技術への投資を決めたことを大変喜んでいます。(HOYAグループ発表記事より引用)
と述べている。(小林 周)
▼外部リンク
HOYAグループ 発表記事
http://www.hoya.co.jp/japanese/news/latest/20130730.html