年内にもスタート
7月26日、日本膵臓学会は膵臓がん患者の家族の登録制度を開始することを決め、厚生労働省で記者会見を行った。家族制膵臓がんの予防や早期発見につながることを目的にしている。年内をめどに開始される予定だ。
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登録の受け付けは京都大学の他、国立がんセンターや東北大学、九州大学などの約10施設で行われる見込み。膵臓がん患者の家族について既往歴や喫煙の有無などの情報を収集し、健康状態などが追跡される。
目的は原因遺伝子特定と治療法開発
この登録制度の責任者を務める高折恭一京都大病院膵臓がんユニット長は記者会見で、家族制膵臓がんの原因遺伝子の特定や新しい治療法の開発、発症予測につなげたい、との抱負を語っている。(小林 周)
▼外部リンク
日本膵臓学会 ホームページ
http://www.suizou.org/