日本皮膚科学会が皮膚科医向けに診療の手引きを作成
株式会社カネボウ化粧品、株式会社リサージ、株式会社エキップが自主回収した、ロドデノール含有化粧品を使用した後の皮膚障害に対して、日本皮膚科学会は早急に対応をすることとなった。
今回の件では、診断と治療方法について確立するために「ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会」を7月17日に発足。日本皮膚科学会としては皮膚科医に向けての診療の手引き、そして医師用と患者用の一次調査表を作成したことを公表した。
(Wikiメディアより引用)
随時情報を更新予定
厚生労働省の対応としては、これらの薬用化粧品について製造販売業者が自主回収に着手していることと、消費者に対しては対象となる製品をただちに使用することを中止するようにという旨が発表されている。
しかし今回の株式会社カネボウ化粧品をはじめとする会社等が販売したロドデノール含有化粧品については、十分に解明されているわけではない。現在発表されているのは、肌がまだらに白くなってしまう「白斑」の症状が出ているという人が現時点で2250人となっているということである。
このような状況であるため日本皮膚科学会としては診療の手引きを公表し、新たな情報が入り次第、随時情報の追加や修正していく予定となっている。そのため診療の手引きを利用する時には最新の情報を得るために、サイトの確認を引き続き行うように促している。
なお一次調査表については各診療施設において記入し、社団法人 日本皮膚科学会 学会事業チームのメールや、FAX、郵送のいずれかで送付することになっている。(福田絵美子)
▼外部リンク
日本皮膚科学会 会員のみなさまへのお知らせ
http://www.dermatol.or.jp/info/news.html?id=108
医療者(皮膚科医)向けの診療の手引き
http://www.dermatol.or.jp/upfile/1374735256_1.pdf