トーアエイヨーと共同
アステラス製薬株式会社(東京都中央区)とトーアエイヨー株式会社(東京都中央区)は、β1遮断剤「ビソノ(R)テープ」の製造販売承認を取得したと、6月28日に発表した。
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経皮吸収型のβ1遮断剤の承認は世界初。
24時間持続する経皮吸収型高血圧治療薬
ビソノ(R)テープは、経皮吸収型高血圧治療薬で、交感神経β1受容体遮断作用のあるビソプロロールを4mgないし8mg含有する。胸部や上腕部、背部に1日1回貼付し、24時間効果が持続する。経口投与に不向きな状態の本態性高血圧症(軽症〜中等症)に適用できる。長時間持続することと、服薬忘れが過量投与のリスクを回避できることから、高齢者などへのアドヒアランス改善が期待できるとしている。
嚥下困難者などにも有効
国内では4,000万人にのぼると言われる高血圧症患者は、疾病要因が多岐にわたり、合併症も多いため、治療はそれぞれの病態に応じて降圧薬を選択または併用することが推奨されている。経皮吸収剤は、肝臓でのクリアランスを経ずに血流に薬剤を導入できる点もメリット。本薬は貼付剤という新たな選択肢となり、嚥下困難などの患者にも負担なく使用できる。
ビソノ(R)テープはトーアエイヨーと日東電工株式会社(大阪府大阪市)が共同開発したもの。アステラス製薬が流通・販売を担当する。
▼外部リンク
アステラス製薬プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/