日本薬剤師会は6月29、30の両日、都内で定時総会を開き、2012年度会務・事業報告や、会計監査人の新設、学生会員へ対応する会員規程の一部改正などを承認した。学生会員は9月の学術大会から募集する。ネット販売問題をめぐっては、執行部の対応の遅さなどの指摘を受け、児玉孝会長は政策研究委員会で一定の考え方をまとめる方針を示した。
公益社団法人への移行を機に、現執行部では学生会員の積極的な獲得を目指しており、当初、各都道府県薬剤師会経由で入会等の手続きを行う予定だったが、最終的に当面、日薬が直接、会費徴収等の事務を行うことになった。このほか、定款を一部改正し「会計監査人」を設置することになり、永島公朗氏(東銀座監査法人)を選任した。