医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 大日本住友製薬 米で「LATUDA」双極うつに対する承認を取得

大日本住友製薬 米で「LATUDA」双極うつに対する承認を取得

読了時間:約 1分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年07月02日 PM02:13

総合失調症だけでなく、双極うつにも

大日本住友製薬株式会社は6月29日、アメリカ子会社であるサノビオン社が「(R)」について成人の双極Ⅰ型障害うつに対する単剤療法、ならびにリチウムまたはバルプロ酸との併用療法の追加承認をアメリカ食品医薬品局より取得したことを発表した。

(この画像はイメージです。)

「LATUDA(R)」は2010年10月にアメリカ食品医薬品局より総合失調症に対する承認を取得、サノビオン社が2011年2月より非定型抗精神病薬として販売を開始した。カナダでも2012年6月に承認を取得、9月より発売が開始されている。

総合失調症に対する初回推奨用量は1日40mg、最大推奨用量は1日160mg。双極Ⅰ型障害うつに対しての用量は1日20 mg~120 mg、最大推奨用量は1日120mgとされている。

引き続き研究・開発

サノビオン社は「LATUDA(R)」を世界で販売していくため、今後も研究・開発を続ける。

このたびの2つの追加適応症の承認取得は、当社およびサノビオン社だけでなく、双極性障害によるうつ症状に苦しむ何百万人もの米国の患者さんにとって、重要なマイルストンとなります。米国を始めとして、LATUDAを世界で販売していくための強固な基盤を築くことができるものと期待しています。また、重要な市場である国内においても、現在、LATUDAの統合失調症に対する承認取得を目指して第Ⅲ相臨床試験を実施しており、双極Ⅰ型障害うつについても第Ⅲ相臨床試験を準備中です。(大日本住友製薬株式会社 発表記事より引用)

(小林 周)

▼外部リンク

大日本住友製薬株式会社 発表記事
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=515

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待