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東洋新薬が美白メカニズムの一因を発表

読了時間:約 59秒
2013年06月23日 AM09:13

エンドセリン受容体の発現を抑制

6月17日、株式会社東洋新薬はフラバンジェノール(R)の美白メカニズムの一因を、第112回日本皮膚科学総会において発表した。ヒトメラノサイトが紫外線にさらされることによって増加するエンドセリン受容体の発現を抑制し、メラニン生成の指令を遮断するというメカニズムだ。

(この画像はイメージです。)

東洋新薬ではフラバンジェノール(R)について様々な研究が進められてており、内服や塗布による老人性色素斑への美白作用は臨床試験で確認済みだ。またチロシナーゼ阻害作用や、ヒトメラノサイトのメラニン生成プロセスを段階的に抑制することも明らかにされている。

今回の研究はエンドセリンに対するヒトメラノサイトの応答に着目して行われたもの。(R)が紫外線にさらされたヒトメラノサイトでのエンドセリン受容体に及ぼす影響について検証された。

フラバンジェノール(R)とは、いったい何か?

フラバンジェノール(R)については、以下の通り説明されている。

『フラバンジェノールR』とは、フランス南西部ランド地方を主体に植林された海岸松の樹皮から抽出される東洋新薬の独自素材です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴です。また近年強力な美白作用や抗シワ作用が確認され、各分野で注目を集めています。(株式会社東洋新薬ホームページより引用)

(小林 周)

▼外部リンク

株式会社東洋新薬 発表記事
http://www.toyoshinyaku.co.jp/weblog/?p=417

 

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