ランニングやジョギングが健康管理や、ストレス解消に人気です。
形から入る人は特に、走る前にきちんとしたランナー使用の靴を買わなくちゃと思っていませんか?実は、健康で、これからランニングを始めるのであれば、最初のうちは靴にこだわる必要がないそうです。
ランニングシューズには、通常様々な工夫が凝らされています。ランナーシューズは、これまで足首の重心がまっすぐにかかるような工夫をされているものがメジャーであり、用途に適していない「普通の靴」では足首への負担がかかって、足を痛めると考えられていました。
British Journal of Sports Medicineに発表された調査結果で、927人のビギナーランナーを対象に、ランニングの時に使っている靴と足首の重心が、足を痛めるリスクに関係しているかどうかを追跡したものが、この常識を覆しました。
これによると、最初の250㎞までは、どのような靴のタイプでも、足を痛めるリスクには変わりがないことが分かりました。
調査チームは、ランニング初心者には足首の重心よりも、体重や時間や距離といったトレーニングメニューなどの方が、足を痛める原因になりやすいとしています。
ただし、1000㎞を超えると、足首の重心を調節出来る靴を履いた方が、足を痛めにくいそうです。
250㎞と言えば、1日5キロ走るとしても、2ヶ月近くかかります。まずは、手持ちの靴で走ることに身体を慣らして、ランニングを続けられるようであれば自分にぴったりあうランニングシューズを新調してはいかがでしょうか。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Foot pronation is not associated with increased injury risk in novice runners wearing a neutral shoe
http://bjsm.bmj.com/content/early/2013/