医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 東京都薬剤師会、後発品品質は改善傾向―都薬調査

東京都薬剤師会、後発品品質は改善傾向―都薬調査

読了時間:約 54秒
2013年06月17日 AM09:57


■さらなる改良必要

東京都薬剤師会が都の委託で2011年度から2年間実施した後発品の品質に関する調査の報告書をまとめた。患者・薬剤師・医師・看護師等が指摘した後発品の品質に関する情報を会員から収集し、合計843品目延べ866件の品質情報を評価したところ、改良を求める意見が528件と全体の6割を占めた。ただ、4割の338件は後発品の有用性を認めるもので、「新しい製剤技術の利用や先発品に対する評価を踏まえた製品開発がなされているものがある」とした。

改良が必要とした案件数は「PTP包装等」の123件が最も多く、剤形や錠剤の崩壊性などの「製剤」101件、「味、臭い」72件、「錠剤の大きさ等」49件、「外用剤の使用感」44件と続いた。

自由意見では、「全体に品質が良くなってきていると感じる」「最近発売されている製品は、PTPや箱のデザインも工夫されてクオリティが上がってきていると感じる」とするものがあった一方で、「古い後発品は品質が劣る」との指摘もあり、報告書は「メーカーのさらなる改良を求めたい」とまとめている。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】在宅医療連携でガイドー薬局の取り組み事例も
  • 【厚労省】在宅薬剤提供の考え方示す-薬局機能検討会が報告書
  • 【薬剤師国試検討部会】国試を改訂コアカリ対応へ-29年度から、議論スタート
  • 【北海道科学大 武田氏ら調査】「非薬剤師」活用拡大に課題-7割で教育プログラムなし
  • 【キッセイ薬品】希少疾病・難病領域の活動強化-「レアディジーズ統括部」に再編
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい