九州初となる重粒子線がん治療センター
6月1日、佐賀県鳥栖市に「九州国際重粒子線がん治療センター」が開院した。九州初の重粒子腺がん治療センターとなり、県と県医師会が設立した公益財団法人「佐賀国際重粒子線がん治療財団」によって運営される。
(この画像はイメージです。)
このセンターで行われる治療は患部に高速の70%の速さで炭素イオンを集中的に照射し、がん細胞を死滅させるというもの。8月から前立腺がんなどの本格的な治療が行われるのを前に、紹介外来やセカンドオピニオン外来が診察を開始している。
重粒子線がん治療は、炭素イオンを、加速器で光速の60~80%まで加速し、がん病巣に狙いを絞って照射する最先端の放射線治療法です。
従来の放射線治療で使用されるエックス線やガンマ線は、がん病巣に対して体外から照射すると、体の表面近くで放射線量が最大となり、それ以降は次第に減少していき、体の深いところにあるがん病巣に十分なダメージを与えることができません。また、がん病巣以外の正常細胞にもダメージを与えてしまいます。(九州国際重粒子線がん治療センターホームページより引用)
従来の放射線治療で使用されるエックス線やガンマ線は、がん病巣に対して体外から照射すると、体の表面近くで放射線量が最大となり、それ以降は次第に減少していき、体の深いところにあるがん病巣に十分なダメージを与えることができません。また、がん病巣以外の正常細胞にもダメージを与えてしまいます。(九州国際重粒子線がん治療センターホームページより引用)
受診には紹介状が必要
紹介外来の受診には、現在かかっている医師の紹介状が必要となる。がんであることが確定していることや、がんが1ヵ所に留まっていること、画像等を持ち込めること、本人が告知をされていることも必要だ。
セカンドオピニオン外来の診察にも紹介状や画像等の持参が求められている。(小林 周)
▼外部リンク
九州国際重粒子線がん治療センター ホームページ
http://www.saga-himat.jp/index.php