■新検討会や国会審議へ対応
日本薬剤師会の児玉孝会長は6日、定例会見で、政府の一般薬ネット販売に関する方針に対し、「日本の薬事行政の基本的な考え方である医療安全をないがしろにするもの。国民不在の内容。国民の生活に及ぼす影響、安全性を心配している」と強く批判した。「今後、第1類の扱いに関する専門家による検討会や法改正には国会での審議が必要であり、決して終わったわけではない」とし、日本医師会と共に最後まで抗戦していく構えを見せた。
児玉氏は、正式な見解は14日の閣議決定後に示すとしたが、厚生労働省の検討会の審議は不毛だったとすると共に、「本当に国民の立場、医療安全を踏まえた上で政治的判断をされたのか疑問だ」と官邸への不信感を語った。