6年制薬剤師国家試験として2回目となった第98回薬剤師国家試験で、厚生労働省が発表した6年制卒者の合格率は83・6%だったが、6年制新卒者(新卒)のみに限ると85・6%となっていることが、本紙の調べで明らかになった。国試受験対象72校中68校から協力を得た。このうち新卒合格率100%は3校だった(表参照、表中*1:非公表、*2:欠席者の関係で不明)
今回の調査では、全国74大学・学部のうち、来年度初めて受験生を輩出する鈴鹿医療科学大、立命館大の2校を除く72校にアンケートし、厚労省の発表形式に合わせる等の理由で5校が非回答、調査依頼時点で実際の受験者数が不明とする1校を除く66校が回答した。
今回の調査では、全国74大学・学部のうち、来年度初めて受験生を輩出する鈴鹿医療科学大、立命館大の2校を除く72校にアンケートし、厚労省の発表形式に合わせる等の理由で5校が非回答、調査依頼時点で実際の受験者数が不明とする1校を除く66校が回答した。
その結果、新卒の受験者数は8881人、合格者数は7600人となった。また、今回は初めて新4年制課程修了の学生が3校で受験しているが、これを含めた「その他」(6年制既卒、新4年制既卒、旧4年制既卒)は1505人が受験し639人が合格(合格率42・5%)した。前回調査では対象となる67校全てが回答し、新卒合格率は95・4%だった。単純比較だが、今回は約10ポイント低下したことになる。