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クラボウ 抗ウイルス繊維加工技術の効果をノロウイルスなどに拡大

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2013年06月03日 PM08:13

対象範囲拡大

クラボウはこれまでインフルエンザを対象とした抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE(クレンゼ)」の効果がこれまで対象としてきたインフルエンザに加え、ノロウイルスやアデノウイルスなどにも効果があることを確認した。

(この画像はイメージです)

クレンゼは広島大学の二川浩樹教授が開発した固定化抗菌成分「Etak(イータック)」を繊維表面に強力に固定化する繊維加工技術でウイルスの感染リスクを抑える効果がある。イータックは口腔内の洗浄成分をベースにしたもの。

今回、加工方法や薬剤の処方を改良したことで対象範囲がウイルスの他に細菌、真菌に拡大した。効果が検証されたのは19種類の微生物で、ウイルスでは、インフルエンザウイルス、RSウイルス、ネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)、アデノウイルス。細菌では、院内感染を引き起こすメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、黄色ブドウ球菌、セレウス菌、表皮ブドウ球菌、肺炎桿菌、大腸菌、大腸菌(O-157)、サルモネラ菌、マイコプラズマ、モラクセラ菌。真菌では脂漏性皮膚炎の原因となるマラセチア、黒カビ、黒コウジカビ。さらにクレンゼの技術を応用した別の加工技術では、院内感染の原因ともなる緑膿菌と多剤性緑膿菌(MDRP)に対する効果も確認した。

広がる商品展開

病院、介護施設などの医療関係とホテル、オフィスなどの一般施設、衣料品、ベビー用品、寝具などでは対象となる微生物の種類が異なる。クラボウは必要に応じて微生物に対する効果が選択できるクレンゼシリーズを揃えた。緑膿菌対応加工は別加工となるため「STEADYステディ」ブランドとして展開する。(馬野鈴草)

▼外部リンク


http://www.kurabo.co.jp/index.html

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