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アルコール依存症治療薬 ついに国内で発売

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2013年05月31日 AM09:13

中枢神経に働きかけ断酒をサポート

5月28日、日本新薬株式会社はアルコール依存症の治療薬「333mg」を発売したことを発表した。特定の中枢神経に働きかけ、断酒をサポートする。このようなアルコールを飲みたい気持ちそのものを抑える効果を持つ治療薬は国内初で、医療用薬品として医療機関に出荷される。

(この画像はイメージです。)

臨床試験の結果、この薬を使用せず精神療法のみで約半年間の断酒に成功したアルコール依存症患者は36%だったのに対し、この薬の服用と精神療法の組み合わせで約半年の断酒に成功した人は47%だった。

【レグテクト錠333mg 製品一覧】
製品名    :レグテクトR錠333mg(RegtectRTablets 333mg)
製造販売元  :日本新薬株式会社
承認番号   :22500AMX00874000
組成     :1錠中にアカンプロサートカルシウムを333mg含有
一般名    :アカンプロサートカルシウム(Acamprosate calcium)
効能・効果  :アルコール依存症患者における断酒維持の補助
用法・用量  :通常、成人にはアカンプロサートカルシウムとして666 mgを1日3回食後に経口投与する。
製造販売承認日:2013年3月25日
薬価基準収載日:2013年5月24日
薬価基準   :1錠 50.10円
包装     :PTP 500錠、100錠
        バラ 500錠

欧米など24ヵ国ですでに販売 待たれていた国内発売

 「レグテクト錠333mg」は中枢神経系に働きかけ、アルコール依存により亢進したグルタミン酸作動性神経活動を抑制する。厚生労働省から国内向けの開発要請を2010年5月に受けて、今回の発売となった。欧米などの24ヵ国ですでに販売されている。

国内での臨床試験ではカウンセリングをはじめとする精神療養や自助グループへの参加などの心理社会療法と「レグテクト錠333mg」の投与を組み合わせた結果、高い断酒率が実現している。(小林 周)

▼外部リンク

日本新薬株式会社 発表記事 
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/company_profile/

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