医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省医薬食品局安全対策課、イグラチモドにブルーレター―ワルファリン併用で1人死亡

厚生労働省医薬食品局安全対策課、イグラチモドにブルーレター―ワルファリン併用で1人死亡

読了時間:約 1分39秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年05月22日 PM02:35

厚生労働省医薬食品局安全対策課は、リウマチ治療薬イグラチモド(商品名:ケアラム錠=エーザイ、コルベット錠=富山化学工業)について、ワルファリンとの相互作用の関連性が否定できない肺出血による死亡例が1件報告されたとして、両剤の併用を禁忌とする添付文書の改訂を行うと共に、安全性速報()を配布して医療関係者などに速やかに注意喚起するよう製造販売業者に17日付で指示した。

同剤は、単球、マクロファージや滑膜細胞による炎症サイトカイン(TNFα、IL‐1β、IL‐6、IL‐8、MCP‐1)の産生や、B細胞による免疫グロブリン(IgG、IgM)産生を抑制することにより、抗リウマチ作用を示すもので、2012年9月12日の販売開始から今月17日までの間に、2660人の患者に投与されたと推定されている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外