米ノースカロライナ州、5月17日
メルクセローノ(メルクの一部門、ドイツ拠点)とクインタイルズは同日、新たな5年間の臨床開発契約を発表した。今回の提携は、「バイオ製薬企業」と「バイオ製薬サービス企業」が結ぶものとして初である。
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この契約は、第1相から上市後承認までの臨床開発の全領域に関わるもので、この契約によってメルクセローノは世界各地での開発プログラムの実施にクインタイルズの幅広い地元の専門知識が活用でき、活動地域を世界に広げることができる。
両組織の専門知識フル活用のため、クインタイルズの幹部がメルクセローノの戦略的意思決定プロセスに参加する。メルクセローノは臨床開発プログラムの「戦略の決定・主導」を行い、クインタイルズは臨床試験の「計画・実施」を監督する。クインタイルズは、メルクセローノが今後実施する臨床試験の設計活動にも重要な貢献を行う。
両社の見解抜粋
メルクセローノの執行副社長でグローバル開発・メディカル事業ヘッドのアナリサ・ジェンキンスは、ルクセローノとクインタイルズの強みを組み合わせることで、両社の知識と知見を解き放つ臨床開発の新たなモデルを創出すると述べている。
クインタイルズは今後、メルクセローノが世界的な臨床プログラムに関して外注する臨床開発サービスを独占的に提供する。
クインタイルズのトム・パイク最高経営責任者(CEO)は、同社が最終的にサービスを提供する患者のために、新たな治療法を開発する際の取り組み方にとっても重要な一歩前進であると考えると述べている。(佐々木理恵)
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