解消が急がれる僻地医療問題
株式会社社ケアネットは僻地医療についての意識調査の結果を、5月16日に発表した。この調査は4月26日に、同社の会員医師1,000人に対して行われている。
この調査の結果、僻地医療に対して関心を持っているものの実際に行動に移すとなると困難がある、と回答した医師が多数に上っていることが明らかにされた。
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親の介護・子供の教育などが足かせに
この調査によると僻地医療に何らかの形で携わったことのある人は全体の26.2%で、その内訳は「以前携わっていた」が最も多い23.9%、「現在、常勤で携わっている」が7.5%、「常勤以外(パートタイム・巡回・ドクターヘリなど)で携わっている」が4.8%となっている。
考えについての質問に対する回答で最も多かったのが、「関心はあるが携われない」の48.7%で、「待遇次第で考えたい」が14.7%、「勤務体制次第で考えたい」が12.1%、「将来的には考えたい」が7.9%と続く。「全く関心がない」と回答したのは16.6%だった。
「関心はあるが携われない」と回答した医師を年代別に比較すると、30代以下では34.8%なのに対し、40代は44.1%。50代では52.6%、60代以上では64.3%となっている。理由には子供の教育や親の介護などが挙げられている。(小林 周)
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