失明の原因としても世界中であげられているAMD
AMD(加齢黄斑変性)は、加齢に伴ってみられる目の病気で、失明の原因にもなるとされ、このところ多くの調査報告が寄せられるようになっています。
(この画像はイメージです。)
これまでも、AMDの予防は、栄養管理によってある程度可能であるとされてきました。鶏卵に含まれるルテインとゼアキサンチンというカルテノイドは特にAMDのリスクを低下させるそうです。これに長鎖多価不飽和脂肪酸 (LCPUFA)を追加すると更に効果が期待できそうなんです。
サプリを飲むと1ヶ月後にはもう改善が
参加者は172人、調査終了までの12ヶ月間継続した人は145人でした。調査では参加者を、プラセボグループ、グループ1(ルテイン10㎎、ゼアキサンチン1㎎、ドコサヘキサエン酸(DHA)100㎎、エイコサペンタエン酸(EPA)30㎎を1日1回摂取)、グループ2(グループ1の配合を1日2回、つまりグループAの2倍摂取)に分けました。
評価するのに用いられたデータは、主に血中のカルチノイドや脂肪酸分析と、抗酸化能力、網膜色素の密度(AMDの人では減少する)などです。
1ヶ月後の時点から、血中のカルテノイドの、網膜の色素密度が、グループ1と2では著しく改善しており、2倍量を摂ったグループの方がよりよい結果を示していました。
日本でも、一般的に手に入りやすいサプリばかりですし、厳密な量ではなくとも鶏卵や緑の野菜、魚など身近な食品からも取り入れられるので、目の健康のために意識してみてはいかがでしょうか。
▼外部リンク
Lutein, Zeaxanthin, Omega-3 Benefit Eye Health
http://www.foodproductdesign.com/