「メカクール」for Medicalのパッケージ機能拡大
これまでは輸送時(定温物流)の温度履歴管理と物流センターでの入出庫作業の効率化を同時に実現するには、温度センサーとアクティブ型ICタグ機能双方を搭載する必要があった。
しかし、一般的なアクティブ型ICタグは定期的に電波を発信するので航空機内での利用が規制される電子機器に該当、航空機内に持ち込むことができないという課題があった。
(この画像はイメージです)
トッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、高機能保冷剤「メカクール」を活用した医療用の定温輸送箱へ、追加機能として、空輸に対応したRFID温度履歴管理システム「Ontrasys/オントレイシス」を開発した。
トッパンフォームズは、「メカクール」for Medicalを中心とした医療分野などの温度管理輸送、航空機輸送で2014年度までに10億円の売り上げを見込んでいる。
特長
今回の開発の大きな特長は、電波の発信を停止/開始と制御することで航空機輸送を可能としたこと
これまで、同社の定温物流への対応は、輸送中の品質管理向上を目指して保冷剤や保冷箱の改良を中心に手掛けていたが、「Ontrasys/オントレイシス」利することで、さらに安全性を高めるとともに、輸送業務の効率化が実現可能となる。
【搭載している三種の動作モード】
モード1:アクティブタグモード
アクティブ通信が可能なモード。タグから常に電波が出ている状態にある。航空機には搭載できない。
モード2:パッシブタグモード
アクティブの機能を停止させて、パッシブタグとして機能し
ている状態にある。航空機に搭載可能。
モード3:アクティブウェイトモード
専用リーダからの起動信号を受けることでアクティブモードに変更するモード。航空機に搭載可能。
(トッパン・フォームズ株式会社ニュースリリースより)
アクティブ通信が可能なモード。タグから常に電波が出ている状態にある。航空機には搭載できない。
モード2:パッシブタグモード
アクティブの機能を停止させて、パッシブタグとして機能し
ている状態にある。航空機に搭載可能。
モード3:アクティブウェイトモード
専用リーダからの起動信号を受けることでアクティブモードに変更するモード。航空機に搭載可能。
(トッパン・フォームズ株式会社ニュースリリースより)
これらを切り替えて運用することで航空機輸送を実現した。(佐々木理恵)
▼外部リンク
トッパン・フォームズ株式会社ニュースリリース
http://www.toppan-f.co.jp/news/2013/0426_2.html