現地時間(欧州において)4月26日に対外発表
アステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬)は、欧州医薬品審査庁において医薬品の科学的評価を担当する欧州医薬品委員会が、経口アンドロゲン受容体阻害剤「XTANDI(TM)、以下、XTANDI」の「ドセタキセルによる化学療法施行歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんの効能・効果」の販売承認勧告を採択した。
今後、同委員会は今回の勧告を検討し、約60日以内に、欧州での承認可否を最終的に判断する予定。
(Wikiメディアより引用)
今回の勧告は、第3相ピボタル試験であるAFFIRM試験の結果に基づくもの。AFFIRM試験において、全生存期間の中央値は、プラセボ群の13.6か月に対し、XTANDI群では18.4か月であった。また、忍容性もおおむね良好で全ての副次評価項目を達成した。
XTANDIは、1日1回投与の経口剤で、前立腺がんの成長に重要なアンドロゲン受容体シグナル伝達を複数の作用で阻害する。
アステラス製薬は、今回の販売承認勧告が、今後、前立腺がん治療に新たな選択肢を提供できることを期待している。(佐々木理恵)
▼外部リンク
アステラス製薬ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/