厚生労働省へ合剤の製造販売の承認を申請
武田薬品工場株式会社(以下武田薬品)は2013年4月24日厚生労働省に対し、高血圧症治療薬「アジルバ(R)錠」※(一般名:アジルサルタン、以下「アジルバ」)とアムロジピンベシル酸塩(一般名、以下「アムロジピン」)の合剤の製造販売承認申請を行ったことを発表した。
※「アジルバ(R)錠」…2012年1月に日本にて承認され、同年5月に発売。
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合剤による血圧コントロール力強化が狙い
「アジルバ」は武田薬品が創製した強力かつ長時間持続型のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)。血圧を上昇させるホルモン「アンジオテンシンII」の働きにブレーキをかけ、血圧を下げる効果がある。「アムロジピン」はカルシウム拮抗薬で、細胞内へのカルシウムイオンの流入を減少させ、血管平滑筋を緩め、末梢血管において抵抗を減少させながら降圧効果を発揮する。
武田薬品はI度(軽症)またはII度(中等症)の高血圧症患者568名に対し今回申請した合剤を試験的に投与し、有効性と安全性を検討。主要評価項目である座位拡張期血圧で単独投与と比較し、高い高圧効果が確認された。この合剤の承認によりさらなる血圧のコントロールへの貢献が期待される。
(堀尾美樹)
▼外部リンク
武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/