医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 武田薬品「アジルバ」と「アムロジピン」の合剤を申請

武田薬品「アジルバ」と「アムロジピン」の合剤を申請

読了時間:約 51秒
2013年05月03日 PM05:13

厚生労働省へ合剤の製造販売の承認を申請

武田薬品工場株式会社(以下武田薬品)は2013年4月24日厚生労働省に対し、高血圧症治療薬「(R)錠」※(一般名:アジルサルタン、以下「」)とアムロジピンベシル酸塩(一般名、以下「」)の合剤の製造販売承認申請を行ったことを発表した。

※「アジルバ(R)錠」…2012年1月に日本にて承認され、同年5月に発売。

(この画像はイメージです)

合剤による血圧コントロール力強化が狙い

「アジルバ」は武田薬品が創製した強力かつ長時間持続型のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)。血圧を上昇させるホルモン「アンジオテンシンII」の働きにブレーキをかけ、血圧を下げる効果がある。「アムロジピン」はカルシウム拮抗薬で、細胞内へのカルシウムイオンの流入を減少させ、血管平滑筋を緩め、末梢血管において抵抗を減少させながら降圧効果を発揮する。

武田薬品はI度(軽症)またはII度(中等症)の高血圧症患者568名に対し今回申請した合剤を試験的に投与し、有効性と安全性を検討。主要評価項目である座位拡張期血圧で単独投与と比較し、高い高圧効果が確認された。この合剤の承認によりさらなる血圧のコントロールへの貢献が期待される。
(堀尾美樹)

▼外部リンク

武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • エピソード記憶能力を誰でも簡単に計測可能なスマホアプリ、特許取得-富山大ほか
  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい