日本初の製品化
血清フェリチンの測定は、現在国内約3万ヵ所の施設で行われているが、自動分析装置を自施設内に保有している施設は限られ、保有している場合でも、測定数や費用の問題があり外部機関に測定を委託している施設も多い。そのため、測定結果が出るまでに数日を要するケースが多く、臨床現場で定量分析できる装置が求められていた。
(ウシオ電機株式会社ニュースより)
ウシオ電機株式会社(以下、ウシオ電機)は、2013年4月22日より、イムノクロマト法を採用した卓上タイプの血液分析装置「ポイントリーダー(R)。以下、ポイントリーダー」を、専用の血清フェリチン試薬である「ポイントストリップ(R) フェリチン」シリーズとあわせて、二プロ株式会社を通じて国内販売を開始した。
「ポイントリーダー(R)」などについて
今回販売を開始する血液分析装置「ポイントリーダー」および専用試薬「ポイントストリップ(R)フェリチン」シリーズは、[装置の小型化][分析時間の短縮化][操作やメンテナンスの簡便化]に有効なイムノクロマト法を採用。
血液分析装置「ポイントリーダー」は、専用試薬「ポイントストリップ(R)」を使い分けることで、1台でさまざまな項目の分析が可能となった。
本装置および本試薬により、特定の施設・機関でしか行えなかった血清フェリチンの定量分析が、臨床現場でも正確かつ簡便・迅速に行え、検査における患者および医療従事者の負担を軽減することができる。(佐々木理恵)
▼外部リンク
ウシオ電機株式会社ニュース
http://www.ushio.co.jp/jp/NEWS/products/20130422.html