4月24日、リリース
武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)は、本日、高血圧症治療剤「アジルバ(R)錠」(以下、アジルバ)とアムロジピンベシル酸塩(以下、アムロジピン)との合剤について、厚生労働省に製造承認申請を行った。
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同合剤は、主要評価項目である座位拡張期血圧において、各薬剤単独療法よりも統計学的に有意に高い降圧効果を示した。安全性・忍容性については、各薬剤単独療法と同様であった。
同社は今回の申請に際し、臨床第3相試験において、「アジルバ」または「アムロジピン」の単独投与を対照とした多施設共同無作為二重盲検比較試験を実施、高血圧症患者568例を対象に同合剤の有効性および安全性を検討した。
「アジルバ」と「アムロジピン」
カルシウム拮抗薬とARBの併用療法は、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2009」に、有効性および安全性の観点から推奨される組み合わせとなっている。
「アムロジピン」は、カルシウム拮抗薬である。主として血管平滑筋を弛緩させ、末梢血管抵抗を減らすことで降圧効果を発揮する。
「アジルバ」は、武田薬品が創製した強力かつ長時間持続型のアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(以下、ARB)である。アンジオテンシンⅡの働きを阻害することで血圧を低下させる。(佐々木理恵)
▼外部リンク
武田薬品工業株式会社ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2013/20130424_5752.html