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地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄班変性の臨床試験、アキュセラ

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2013年04月27日 AM07:13

失明の危機のある疾患

加齢黄斑変性症は、高齢者に発症する疾患のひとつで、眼球の内面を覆う網膜中央の黄斑部が破壊される。脈絡膜新生血管を伴う増殖膜が広がって、黄斑部の出血や浮腫が原因で黄斑部が破壊されていく滲出型と、黄斑部が徐々に枯れるように薄くなっていく萎縮型の2種類がある。日本では前者のほうが圧倒的に多いが、米国では萎縮型も少なくない。中心暗点が主な症状で、これに伴い、視力低下や変視症などもよくみられる。片眼だけの場合は、症状に気づかないこともある。視力が低下すれば、車の運転免許の取得や更新が不可能となり、食事など日常生活にも障害がでる。

(画像はウィキメディアより)

第2b/3相臨床試験

アキュセラは、地図状萎縮(GA)を伴うドライ型加齢黄班変性患者を対象としたemixustat hydrochlorideの第2b/3相臨床試験を開始したと発表した 。本試験は、emixustat hydrochlorideの有効性と安全性をプラセボと比較する、無作為化、二重盲検、用量範囲探索試験である。米国を中心とする56施設で実施され、約440例の被験者を登録予定である。本試験は、終了した第2a相臨床試験で得られたデータと米国食品医薬品局からのフィードバックに基づいてデザインされている。

本剤emixustat hydrochlorideは、初期段階から投与することにより、GA への進行およびGAを伴うドライ型加齢黄班変性患者のGAの病変の進行を抑えるものと考えられている。(堤朝子)

▼外部リンク

QLife pro 2013年4月25日AM06:25
https://www.qlifepro.com/press/20130425-06-3194/

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