ものを食べるスピードと、肥満には関連があるという話を聞いたことはありませんか?食事を開始してから、満腹中枢からの信号が出るまでには20分かかります。このため、20分かけて摂ったらお腹がいっぱいと感じる量の食事を5分で食べても、すぐには満腹感が得られないのです。
この仕組みに関しては、かなり前から様々な角度での調査が行われています。30人の女性を対象に、ものを食べるスピードと、満腹感や食事への満足感、何かを食べたいという欲求などを調べた調査では、ゆっくりと食事をすることで食べ物の量を減らすことができるので、この仕組みを利用して体重管理を行うことができると結論づけられました。
同様の調査は、男性に対しても行われており、こちらでも効果が確認できています。つまり、ゆっくりと食事をすることで、食べ過ぎを防止することは男性でも女性でも可能ということになります。
さて、この仕組みを実際の食事に取り入れる為に、ユニークなものが開発されました。その名もHapiFork。HapiLabs社が開発しました。
このフォークを使うと、
1分間にフォークでものを口に運ぶ回数
フォークでものを口に運ぶ間隔
(HapiForkサイトより)
を計測して、データ化するのです。
更にこのデータをスマホと連動させることで、食事時間に焦点を置いたダイエット記録ができるのです。
カラーも豊富なHapiFork。価格は$99です。
▼外部リンク
HapiLabs ; HapiFork
http://www.hapilabs.com/products-hapifork.asp
Eating Slowly Led to Decreases in Energy Intake within Meals in Healthy Women
http://www.sciencedirect.com/science/article/
Slower eating rate reduces the food intake of men, but not women: Implications for behavioral weight control
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/