政府の規制改革会議は17日、一般用医薬品のインターネット販売規制や医療のIT化など、「健康・医療」ワーキンググループ(WG)で国際先端テストを実施する対象項目を決定した。医療分野の規制の合理性を国際比較によって検証し、同会議として見解を取りまとめる。その上で、必要と判断した場合は、所管の厚生労働省に規制見直しを要請する。
同会議は、一般薬のネット販売を早急に規制緩和に取り組むべき最優先案件と位置づけている。今回、規制改革で効果的な成果を上げるため、規制の合理性を国際的に比較し、検証する国際先端テストの導入を検討。健康・医療WGの対象項目として、既に厚労省に国際比較を依頼している一般薬のネット販売に加え、医療のIT化の推進、医療機器の実用化期間の短縮等を決定した。