■厚い報酬へ疑問相次ぐ
中央社会保険医療協議会は10日に総会を開き、厚生労働省から後発品のさらなる使用促進に向けたロードマップ策定の報告を受けた。ただ、診療側委員の医師から、特にロードマップの課題で診療報酬上のさらなるインセンティブが必要とされたことに対し、「もう薬剤師には必要ないのではないか」「後発品に関する文書説明をして当然」と不快感が示され、薬剤師に厳しい意見が相次いだ。思わぬ形で調剤報酬の後発品加算に議論が飛び火した格好となった。
総会に臨む診療側委員
この日の総会では、厚労省が5日に発表した「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を説明した。