南江堂が「今日の治療薬2013」の誤記を発表
南江堂が「今日の治療薬2013」に重大な誤記があることを発表した。
「今日の治療薬2013」というのは、医療関係者の多くが参考としている書籍である。適応や副作用などもわかりやすくなっており、薬剤に関する情報をコンパクトにまとめている。臨床で働く医師にとっては処方決定の一つの参考とされる重要な書籍である。
今回発表された誤記というのは、エンドキサンの用法と容量に関することである。エンドキサンというのはリウマチ性疾患、やSLE、全身性血管炎、(顕微鏡的多発血管炎、ヴェゲナ肉芽腫症、結節性多発動脈炎、Churg-Strauss 症候群、大動脈炎症候群等)、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、及び血管炎を伴う難治性リウマチ性疾患などに適応する。
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学会や病院に周知を依頼
とくにリウマチ性疾患に使用する場合の用法・用量に誤記があるということで、発表を行った。
エンドキサンの用法としては、1日1回静注を4週間と表記されているが、正しくは静注の投与間隔を4週間にするということである。
この内容に関しては南江堂のホームページでも告知しているが、関係学会などにも周知を依頼している。また南江堂から直接全国の病院にダイレクトメールを発送しており、薬剤の事故がないように務めている。
また書籍の回収や交換などについての詳細は、4月11日にホームページにて発表される予定になっている。
▼外部リンク
「今日の治療薬2013」に関する重要なお知らせ
http://www.nankodo.co.jp/wasyo/