アメリカでは4割のママが早すぎる時期に離乳食開始
小児科専門医は、赤ちゃんの離乳食開始に関しては慎重で、消化器官がある程度成熟する生後6ヶ月まで、母乳やミルクのみを上げるようにとアドバイスしています。
けれども、多くのお母さんたちが、実際にはもっと早くから離乳食を開始していることが明らかになりました。
1334人のお母さんを対象に、アメリカ疾病対策予防センター(CDC)が調査を行ったところ、40%が離乳食を4ヶ月未満から開始していました。このうちの9%は生後4週から、母乳やミルク以外のものを赤ちゃんにあげています。
過去20年ほどは、離乳食の開始は早くとも4ヶ月といわれていましたので、現在の推奨はこれよりも2ヶ月離乳食の開始が先延ばしになったことになります。
本当に読み取ってますか?「食べられるよ」のサイン
ところが、多くのお母さんが
「もう、大きくなったから」
「お腹がすいているみたいだから」
「夜にできるだけ長く寝て欲しいから」
(The New York Timesより)
「お腹がすいているみたいだから」
「夜にできるだけ長く寝て欲しいから」
(The New York Timesより)
などとして、早い時期から離乳食をはじめているのです。
赤ちゃんが食べ物を食べるようになる準備が整うと、手を口に持って行って、何かを噛むような仕草をするようになります。このような体の発達は6ヶ月くらいで見られるもの。赤ちゃんから、本当に「食べたいよ」のサインが見られるまで、温かく見守りましょう。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Pediatrics ; Prevalence and Reasons for Introducing Infants Early to Solid Foods
http://pediatrics.aappublications.org/
Infants Are Fed Solid Food Too Soon, C.D.C. Finds
http://www.nytimes.com/2013/03/25/health/