日本病院薬剤師会の土屋文人副会長は22日、日本医療・病院管理学会の第313例会で講演し、病院で持参薬を使わないという方針は、立派なリスク回避対策との考えを示した。ただ、この場合でも(持参した)服用薬による副作用のチェックなどは必須と指摘。薬剤師の関与のあり方を見直すことが求められるとした。
土屋氏は、様々な医薬品事故防止対策がとられていたとしても、一度受け入れた間違った情報などのエラーが、次の紹介先の医療機関でも引き継がれてしまった医薬品関連医療事故を例に、薬剤に関するITと医療安全について解説した。