医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > アールテック ウエノが網膜色素変性に対するUF-021点眼液の第3相臨床試験症例の登録開始

アールテック ウエノが網膜色素変性に対するUF-021点眼液の第3相臨床試験症例の登録開始

読了時間:約 58秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年03月16日 PM06:43

独立行政法人科学技術振興機構による大規模な援助も

株式会社アールテック・ウエノ(以下、)が開発を進めていた網膜色素変性に対するウノプロストン(開発コード UF-021)点眼液の第3相臨床試験の症例登録が開始されたことが3月13日発表された。

(Wikiメディアより引用)

現在有効な治療法が確立していない「網膜色素変性」に対するUF-021点眼液の第3相臨床試験は「視野が狭くなり視力などの視機能が低下した患者」対象で、プラセボ(薬剤を含まないもの)を対照の、Good Clinical Practice に基づく多施設共同試験。

臨床試験の経過

2008年にウノプロストン点眼液の第1相臨床試験を完了、2010年2月には患者と参加施設の尽力で第2相臨床試験を完了した。中心部網膜感度が改善する患者の数を増やせると期待できるような結果が得られた。

今回、最終段階である第3相臨床試験の最初の症例登録が達成された。同試験は、独立行政法人科学技術振興機構による大規模な援助をはじめ、多くの眼科医や患者、支援者により開始することができた。今後も協力を得ながら、迅速に症例登録を完了させ、一日も早く治療薬を待ち望まれている多くの患者に届けたいということだ。(佐々木理恵)

▼外部リンク

株式会社アールテック・ウエノ
http://www.rtechueno.com/news/130313_notice.pdf

PRワイヤー/株式会社アールテック・ウエノ/プレスリリース
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201303130483/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 「働きすぎの医師」を精神運動覚醒テストにより評価する新手法を確立-順大ほか
  • 自己免疫疾患の発症、病原性CD4 T細胞に発現のマイクロRNAが関与-NIBIOHNほか
  • 重症薬疹のTEN、空間プロテオミクス解析でJAK阻害剤が有効と判明-新潟大ほか
  • トリプルネガティブ乳がん、新規治療標的分子ZCCHC24を同定-科学大ほか
  • トイレは「ふた閉め洗浄」でもエアロゾルは漏れる、その飛距離が判明-産総研ほか