独立行政法人科学技術振興機構による大規模な援助も
株式会社アールテック・ウエノ(以下、アールテック・ウエノ)が開発を進めていた網膜色素変性に対するウノプロストン(開発コード UF-021)点眼液の第3相臨床試験の症例登録が開始されたことが3月13日発表された。
(Wikiメディアより引用)
現在有効な治療法が確立していない「網膜色素変性」に対するUF-021点眼液の第3相臨床試験は「視野が狭くなり視力などの視機能が低下した患者」対象で、プラセボ(薬剤を含まないもの)を対照の、Good Clinical Practice に基づく多施設共同試験。
臨床試験の経過
2008年にウノプロストン点眼液の第1相臨床試験を完了、2010年2月には患者と参加施設の尽力で第2相臨床試験を完了した。中心部網膜感度が改善する患者の数を増やせると期待できるような結果が得られた。
今回、最終段階である第3相臨床試験の最初の症例登録が達成された。同試験は、独立行政法人科学技術振興機構による大規模な援助をはじめ、多くの眼科医や患者、支援者により開始することができた。今後も協力を得ながら、迅速に症例登録を完了させ、一日も早く治療薬を待ち望まれている多くの患者に届けたいということだ。(佐々木理恵)
▼外部リンク
株式会社アールテック・ウエノ
http://www.rtechueno.com/news/130313_notice.pdf
PRワイヤー/株式会社アールテック・ウエノ/プレスリリース
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201303130483/