ビア・ゴーグル(beer goggles)って聞いたことがありますか?酔っ払っていると、いつもは何とも思わない異性が急に気になることがありませんか?お酒の席が原因で、おつきあいがはじまるカップルも多いでしょう。婚活パーティでもお酒が出る場面も多く見られます。
当たり前と思われていた、こんな心の動きに心理学者が焦点をあてた研究結果が発表されました。そして、「お酒を飲んでもものの見え方は変わらない」と結論づけられました。
これによると、お酒を飲むことで、相手が急に素敵な人に見えることはないそうですが、ストライクゾーンが広くなるそうです。例えば、通常モデル体型の女性が好みという男性は、「ぽっちゃり型もかわいいかな」と感じたり、通常は年上の人がタイプという女性が「年下も良いかも」と思ったりという現象が起こるそうです。
これは、アルコールが脳に及ぼす影響の一つ。判断基準や、性的に魅力を感じる対象についての働きに変化が及ぶためとされています。
これまで気に留めていなかった相手と、お酒の場がきっかけで急速接近になることもあるでしょう。思い込んでいた「好みのルックス」の枠がはずれることで、話してみたらとても気があうことに気づくことも多いようです。
婚活中の人たちは、この科学的根拠に基づいてお酒を上手に利用してはいかがでしょうか。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
No such thing as beer goggles as part of brain controlling sexual urges unaffected by alcohol
http://metro.co.uk/2013/03/03/
Durham University ; Dr Amanda Ellison
https://www.dur.ac.uk/cnru/members/?mode=staff&id=1932