足の形がくずれ、永久的に大きくなる
アイオワ大学が発表した研究によると、妊娠によって女性の足の大きさや形が変わるのは一時的なものではない、とわかった。論文は、American Journal of Physical Medicine and Rehabilitationの3月号に掲載された。
研究では、49人の妊娠した女性を対象に、妊娠第一期と出産の5ヶ月後の土踏まずの静的と動的なデータを収集した。約60から70パーセントの女性の足が、縦横ともに大きくなるという結果が出た。
足のサイズが平均して2ミリから10ミリメートル大きくなるにつれて、土踏まずも平たくなった。しかし、足圧に大きな変化は見られなかった。また、2人目以降の妊娠では足の形にほぼ変化が見られなかった。
(Wikipediaより引用)
関節痛を引き起こす原因か
扁平足は、妊婦にとって一般的な症状である。土踏まずが平らになる原因は、体重の増加と妊娠の影響で関節が弛緩することと考えられる。
研究チームを率いるネイル・シーガル博士は、
「女性、特に妊娠を経験した女性は、筋骨格障害になるリスクが高い。この妊娠中の足の変化が、男性に比べて女性によく見られる足、腰、膝、脊柱などの関節の痛みやリュウマチの原因となっている可能性がある。」
と語る。(長谷川優喜)
▼外部リンク
University of Iowa: Pregnancy permanently changes foot size
http://www.eurekalert.org/
American Journal of Physical Medicine and Rehabilitation: Pregnancy Leads to Lasting Changes in Foot Structure
http://journals.lww.com/