患者のQOL向上に貢献する月1回投与製剤

2月28日、味の素製薬株式会社（以下、味の素製薬）とエーザイ株式会社（以下、エーザイ）は、2月22日に薬価収載された月1回投与の骨粗鬆症治療剤「アクトネル(R)錠75mg」（一般名：リセドロン酸ナトリウム水和物、以下、アクトネル錠75mg）を新発売した。同剤は、エーザイが味の素製薬（製造販売元）より製品供給を受けて販売する。

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リセドロン酸ナトリウム水和物製剤は、破骨細胞による骨吸収を抑えて骨密度と骨強度を高める製剤として、現在、世界約100か国で骨粗鬆症の治療薬として承認・販売されている。

日本では、1日1回投与製剤は2002年から、週1回投与製剤は2007年から販売され、海外では、2008年から月1回投与製剤も販売されている。

アクトネル錠75mg

「アクトネル錠75mg」は、国内で実施した臨床第3相試験で1日1回投与の「アクトネル(R)錠2.5mg」と同様の有効性および安全性が確認されている。

今回の月1回投与製剤は1服用回数が少なくてすむことから、患者の服薬アドヒアランス向上につながることが期待される。包装には、週1回投与製剤と同様、服薬日が記入でき、服薬方法を説明した台紙と一体化したパッケージ付きPTPを採用している。

また、今回の月1回投与製剤の新発売により、「アクトネル錠」は国内でのビスフォスフォネート系製剤ではじめて、1日1回、週1回および月1回という3つの異なる経口投与製剤がそろい、患者のライフスタイルに合わせた最適な製剤が選択できるようになった。(佐々木理恵)

▼外部リンク

味の素製薬株式会社・エーザイ株式会社ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201310.html