ハンチントン病とは
ハンチントン病は、常染色体優性遺伝によって発病する神経変性疾患で、徐々に発症し進行する舞踏運動と、認知症や人格変化が特徴の難病である。ハンチントンという名前は、1872年に初めて「遺伝的な舞踏病」として報告を行った、アメリカのジョージ・ハンチントン医師の名前にちなんでいる。発症年齢はおよそ35〜50歳である。
初めは手足に現れ、次第に顔面や頸部にも症状が現れ、顔をしかめたり肩をすくめるといったしぐさがみられる。病気の進行に伴い、怒りっぽい、飽きやすいなどの性格変化が現れ、うつ状態や被害妄想などの精神症状、認知症の症状も現れる。遺伝性疾患であるので、根本的な治療法や予防法は現在のところない。
(画像はウィキメディアより)
アルフレッサ、舞踏運動治療薬発売
アルフレッサ ファーマは、ハンチントン病に伴う舞踏運動治療薬「コレアジン®錠12.5mg」を発売した。本剤により、舞踏運動の抑制効果がある。用法用量は、通常、成人は1回1錠(主成分として12.5mg)を1日1回から開始、以後症状を観察しながら1日量を1週毎に1錠(12.5mg)ずつ増量し、維持量が定められる。1日量が2錠(25mg)の場合は1日2回、1日量が3錠(37.5mg)以上の場合は1日3回に分けて服用。1日最大服用量は8錠(100mg)、1回最大服用量は3錠(37.5mg)まで。
▼外部リンク
アルフレッサ ニュースリリース年2月22日
http://www.alfresa-pharma.co.jp//130222.pdf