国内のパーキンソン病の患者数は高齢者の増加とともに増え続けている
大塚製薬株式会社(以下、大塚製薬)は、2013年2月26日、パーキンソン病およびレストレスレッグス症候群の治療薬「ニュープロパッチ」(一般名:ロチゴチン)を日本で発売する。
(Wikiメディアより引用)
同社は、2002年に日本国内における「ニュープロパッチ」の独占的開発・販売権を取得(ベルギーのUCB社から)し、開発を行ってきた。海外ではNeupro(R)の製品名で、35か国で販売している。
経皮吸収型のドパミンアゴニスト製剤は「ニュープロパッチ」が世界で唯一の製剤。1日1回貼るという簡便な投与方法で、薬剤が持続的に放出され、24時間血中濃度を一定に維持、その効果が持続することから、安定的な効果の持続が期待される。「ニュープロパッチ」は、1日を通して患者さんの不快な症状を抑えることが期待される。
パーキンソン病とレストレスレッグス症候群
国内に約14万人と言われているパーキンソン病は、病状が進行すると夜間や早朝に薬剤の効果が切れてしまい、日常生活に影響をおよぼすことがある。夜間や早朝に症状が出現してしまうと、午前中を活動的に過ごせず悩む患者がいる。
主な症状は「寝返りがうてず寝不足」「身体の動きが悪くなる」「トイレに行きにくいまたは間に合わない」「着替えがしにくい」「食事が取りにくい」など。
レストレスレッグス症候群の患者は「ふくらはぎがむずむずする」「足の内部がかゆい、ほてる、痛い」など主に脚に生じるさまざまな感覚を訴え、悩んでいる。
就寝前に症状が強く現れることで入眠障害に陥ったり、日中の安静時に脚の不快感が生じることもある。(佐々木理恵)
▼外部リンク
大塚製薬株式会社ニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/