医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省、SFTSを4類感染症に指定―国内で新たに2人の死亡確認

厚生労働省、SFTSを4類感染症に指定―国内で新たに2人の死亡確認

読了時間:約 1分49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年02月15日 AM10:24

厚生労働省は13日、国内で初めて確認されたダニ媒介性の感染症「重症熱性血小板減少症候群()」について、新たに2人が死亡していたことを明らかにした。同日、厚生科学審議会感染症分科会の感染症部会を開き、SFTSを感染症法の4類感染症に政令で位置づけると共に、所持を届け出る3種病原体等に指定することを決めた。緊急性が高いことから、早急に意見募集を行い、3月上旬に改正政令の施行を目指す。

SFTSの取り扱いを審議した厚科審の感染症部会

■ウイルスも規制対象

SFTSは、中国で2009年に発生が報告され、昨年原因ウイルスが特定された新しいダニ媒介性感染症。国内でも1月、国立感染症研究所の検査結果で、山口県の成人患者1人が昨秋にSFTSで死亡していたことが判明。さらに今回、愛媛県と宮崎県の成人男性2人が昨秋に死亡していたことが明らかになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す