欧州医薬品庁(以下、EMA)で初
大塚製薬株式会社は、2013年1月24日、欧州における抗精神病薬「ABILIFY(R)、以下、ABILIFY」の青年期の双極I型障害における中等度から重度の躁症状の改善に対する適応追加を取得した。
(この画像はイメージです)
今回、EMAにより承認された効能は、13歳以上の双極I型障害の患者対象。「ABILIFY」による治療は上限12週間としている。
臨床試験について
双極I型障害DSM-IV判定基準に該当する青年期の患者296名に対し、30週間にわたる臨床試験を行い、アリピプラゾールとプラセボを比較すると、アリピプラゾールを服用していた患者群は4週目と12週目にプラセボより精神症状の改善効果を示した。
「ABILIFY」の同障害治療に対する推奨投与量は10mg/日で、投与回数は1日1回。治療を始めてから2日間は2mg/日の用量で開始、さらに2日間で5mg/日まで徐々に増量し10mg/日まで用量を上げていく。
大塚製薬の英子会社、大塚ファーマシューティカルヨーロッパの副社長ジョセッペ・ディ・ベネディットは
「治療が困難である精神疾患には新しい治療オプションが望まれています。今回アリピプラゾールの追加効能が承認されるに至った様に、我々はこの領域への長期的な取り組みを継続してまいります。」
(大塚製薬株式会社ニュースリリースより)
(大塚製薬株式会社ニュースリリースより)
と述べている。(佐々木理恵)
▼外部リンク
大塚製薬株式会社ニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/