日本では、さほど普及率は高くないようですが、欧米では、無煙たばこ(Smokeless Tobacco)の愛用者も多く見られています。
無煙たばこは、副流煙の心配がないという論点から、嫌煙社会の中で根強く生き延びているようなのです。このほど、食品医薬品局(FDA)は、連邦官報のサイトを通じて、1月29日からの60日間で、パブリックコメントを募ることになりました。
The Family Smoking Prevention and Tobacco Control Act(家族の喫煙予防とタバコ規制法)は、2009年に署名、成立された法律です。この法律には、無煙たばこ法(Smokeless Tobacco Act)も含まれています。
無煙たばこのパッケージには、下記のうち1つ、警告メッセージを明記することが義務づけられています。
警告 この製品は口腔がんの原因となることがあります。
“WARNING: This product can cause gum disease and tooth loss.”
警告 この製品は歯周病の原因となることがあります。
“WARNING: This product is not a safe alternative to cigarettes.”
警告 この製品はたばこの代替品として安全とされるものではありません。
“WARNING: Smokeless tobacco is addictive.”
警告 無煙たばこには中毒性があります。
(FDAサイトより)
FDAでは、ユーザーや周りの人たちからの報告や意見なども集めていく方針です。無煙たばこを使ったことで、どのような変化が起こったかということが、エビデンスの蓄積になるとして、今後も無煙たばこによる健康被害についての知識普及に努めていく姿勢です。
▼外部リンク
Smokeless Tobacco Product Warning Statements: Request for Comments and Scientific Evidence
http://www.regulations.gov/#!documentDetail;D=FDA-2012-N-1032-0001
Smokeless Tobacco Product Warning Labels
http://www.fda.gov/TobaccoProducts/Labeling/Labeling/