「セチリジン塩酸塩」を配合したスイッチOTC医薬品
佐藤製薬株式会社は「セチリジン塩酸塩」を配合したスイッチOTC医薬品の製造販売承認を取得、2月1日からアレルギー専用鼻炎薬『ストナリニZ』(第1類医薬品)として発売する。
これは医師が処方する医療用医薬品「ジルテック錠10」と同配合量のセチリジン塩酸塩を配合したもの。処方薬の成分を転用する市販薬、スイッチOTC医薬品として薬局で販売する。
1錠中の配合量も同じになる。1日1回就寝前服用でくしゃみ・鼻水・鼻づまりのアレルギー性鼻炎の症状に効果を発揮する。同鼻炎薬の発売により患者の鼻炎症状改善の選択肢を広げることになる。
鼻のアレルギー症状を緩和
花粉による季節性アレルギー性鼻炎やハウスダストなどの通年性アレルギー性鼻炎に対して、医療現場では眠気などの副作用が少ない第2世代抗ヒスタミン剤を各種処方するが、セチリジン塩酸塩も第2世代抗ヒスタミン剤に分類され、眠くなりにくい効能をもつ。
スギ花粉などのアレルゲン飛散シーズンにアレルギー症状が出る場合は、花粉飛散時期になったら症状の軽い早い段階から服用すると効果的。
第1類医薬品として適正使用を図るために薬剤師対象の説明会を開催し、一般利用者には情報提供用のツール、広告、WEBサイトなどで情報の発信を行っていくという。
▼外部リンク
佐藤製薬プレスリリース
http://www.sato-seiyaku.co.jp/