医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 大正製薬、量を調整できる便秘薬発売

大正製薬、量を調整できる便秘薬発売

読了時間:約 1分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年01月24日 AM07:13

多くの人々が悩まされる便秘。女性には多いと言われている。便秘には、便がつくられる過程や排便の仕組みに障害があっておこる機能的便秘と、腸そのものの病変によっておこる器質的便秘があり、機能的便秘は急性と慢性に分けられる。

急性の機能的便秘は、便の成分になる食物繊維が少ない食事に偏り過ぎによるもの、体内の水分不足によるもの、環境の変化によるもの、寝たきりによる腸の運動の低下によるものがある。慢性は、高齢者や出産回数の多い女性にみられる腸の運動や筋力の低下によるもの、下剤の乱用、過敏性大腸炎などの痙攣をともなうもの、便意を我慢すること、浣腸の乱用などによって、排便の反射が弱くなっているものがある。

また、器質的便秘には、 腸の腫瘍や炎症、閉塞などにより腸の通りが悪くなるためにおこるものや、腸の長さや大きさの異常によっておこるものがある。

(画像はウィキメディアより)

大正製薬のコーラックシリーズに新商品

大正製薬は、「コーラックファースト」を、1月17日より発売している。「コーラックファースト」は、1錠あたりの有効成分「ビサコジル」をコーラックⅡの半量(2.5mg)としたことで、少しずつ服用量を調節できる便秘薬である。

本剤は、5層コートにより、有効成分が胃で溶けず、小腸下部から大腸上部で溶けるため、腸で効果を発揮する。20錠入りと40錠入りがあり、それぞれ、525円 と840円と入手しやすい。はじめて便秘薬を使用する場合、使いやすいものとなっている。

▼外部リンク

 プレスリリース2013年1月17日
http://www.taisho.co.jp/company/2013/2013011701.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか