ドライパウダー状の薬剤
大塚製薬株式会社(以下、大塚製薬)は、気管支拡張剤メプチンの新しい製剤「プロカテロール塩酸塩水和物の吸入粉末剤」の製造販売承認申請を2012年12月に行った。
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同剤は、大塚製薬の連結子会社の大塚テクノが新たに開発した粉末吸入器にドライパウダー状の薬剤を充填した製剤。粉末吸入器と保管容器を一体にしたことでゴミの混入や湿気を防ぎ、また既存品と比べて操作性や携帯性を向上させた。
メプチンは、大塚製薬が開発したß2刺激薬で、1980年に気管支拡張剤として発売された。7剤形が開発され、現在世界12か国の地域で販売されている。
新製剤の特長
気管支喘息などの治療に使われる吸入式の気管支拡張剤は、投与経口剤と比べて副作用を軽減できる利点があるが、一方でエアゾール製剤は薬剤の噴射と同時に吸入する動作が不得意な患者、並びに医療関係者からより使いやすい製剤が求められていた。
新製剤の特長は、振るなどの薬剤を吸入するまでの動作が少なく、キャップを開けてボタンを押せば速やかに吸入できるようなり使いやすい新製剤。
▼外部リンク
大塚製薬株式会社ニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/